こんにちは。ワインワインワイン 運営者の「wain3」です。
スーパーやコンビニのお酒コーナーに行くと、必ずと言っていいほど目にする「悪魔の顔」が描かれたラベル。そう、「カッシェロ・デル・ディアブロ」です。あの独特な雰囲気と、強そうな名前に惹かれて手に取ったことがある方も多いのではないでしょうか。「悪魔の蔵」という伝説を持つこのワイン、なんだかすごく気になりますよね。
でも、いざ買ってみようかなと思ってスマホで検索してみると、サジェストに「まずい」なんて不穏な言葉が出てきて、急に不安になってしまった…なんて経験はありませんか?せっかくの晩酌や、ちょっとしたお祝いの席で失敗したくないという気持ち、痛いほどよくわかります。私自身も最初は「こんなに有名だけど、本当に美味しいの?」と半信半疑でした。
実はこのワイン、世界中で驚くほど愛されている実力派なんですが、その「濃厚すぎる個性」ゆえに、飲む人の好みや環境によっては評価が真っ二つに分かれてしまうことがあるんです。種類やランクも豊富なので、どれを選べばいいのか迷ってしまうのも無理はありません。この記事では、そんな疑問や不安を解消するために、私が実際に飲んで感じたことや、美味しく飲むための具体的なテクニックをわかりやすくシェアします。
- まずいと言われる最大の原因は「渋み」や「酸味」への好みのミスマッチ
- 選ぶブドウの品種やランクによって、味わいの印象は驚くほど変わる
- 温度管理やデキャンタージュ、合わせる料理次第で劇的に美味しくなる
- コンビニでも買える手軽さと、価格以上の品質を持つ圧倒的なコスパを再確認
カッシェロ・デル・ディアブロがまずいと言われる理由
世界140カ国以上で販売され、チリワインの代名詞とも言えるこのブランドですが、なぜ一部では「まずい」という辛辣な声が聞かれるのでしょうか。決して品質が低いわけではないのに、ネガティブな評判が立つ背景には、明確な理由があります。
ここでは、その味の特徴や、飲む人が感じる「期待とのギャップ」について、少し踏み込んで分析していこうと思います。
辛口な評価や口コミの真実

ネット上の口コミサイトやSNSでの辛口な評価をじっくり読み込んでいくと、ある共通点が見えてきます。それは、「飲みやすさを求めていたのに、重すぎた」というギャップです。カッシェロ・デル・ディアブロは、チリの恵まれた気候が生み出す「果実味が強くてアルコール感もしっかりある濃厚なスタイル」が最大の特徴です。
日本の食卓で好まれやすい「スッキリとしていて、水のように飲めるワイン」とは対極にあると言ってもいいかもしれません。そのため、普段あまりワインを飲み慣れていない方や、軽やかな飲み口を期待していた方が口にすると、以下のように感じてしまうことがあります。
よくあるネガティブな感想の例
・「味が濃すぎて、グラス1杯で疲れてしまった」
・「土のような香りが強くて、フルーティーさがわからなかった」
・「アルコールの刺激が強くて、喉がカッとなる感じが苦手」
これらは裏を返せば、「本格的な飲みごたえがある」「複雑な香りを持っている」という高品質の証でもあるんです。決して「まずい=質が悪い」わけではなく、あくまで「個性が強いために好みがはっきりと分かれる」というのが、評価の真相かなと思います。
カベルネの渋みと味の特徴

特にブランドの顔とも言える赤ワイン、「カベルネ・ソーヴィニヨン」については、その渋み(タンニン)の強さが「まずい」と言われる原因になりがちです。このワインはフルボディに分類され、口に含んだ瞬間にガツンとした力強さと、舌に残る収斂味(しゅうれんみ=渋み)を感じます。
初心者がぶつかる「渋みの壁」
ワインを飲み始めたばかりの頃って、この「渋み」がどうしても「苦い」「えぐい」と感じてしまいがちですよね。私もそうでした。カッシェロのカベルネは、チリ特有の完熟したブドウを使っているため、タンニンの量が非常に豊富です。
カベルネ・ソーヴィニヨンは「赤ワインの王様」とも呼ばれ、骨格のしっかりした渋みと酸味、そしてカシスのような黒系果実の凝縮感が特徴です。これが熟成することでまろやかになるのですが、若い状態だと少し攻撃的に感じることもあります。
この渋みを「飲みごたえがあってリッチだ」と捉えるか、「口の中がイガイガして飲みにくい」と捉えるかで評価が180度変わります。もし「渋いのはちょっと苦手だな…」と感じるなら、この品種を無理して選ぶ必要はないかもしれません。
白ワインの酸味に関する評判

赤ワインだけでなく、白ワインの「シャルドネ」や「ソーヴィニヨン・ブラン」も人気ですが、こちらも独特の評価があります。カッシェロ・デル・ディアブロの白ワインシリーズは、冷涼な畑で栽培されたブドウを使用していることが多く、フレッシュでキリッとした酸味が特徴的なものが多いんです。
スーパーで売られている安価な白ワインの中には、甘味料を加えたような甘口タイプも多いため、そういった味を想像して飲むと、「酸っぱい!」「レモン汁みたい?」と驚いてしまうかもしれません。
この酸味は、食事の脂を流して口の中をリフレッシュさせてくれる素晴らしい要素なのですが、ワイン単体でリラックスタイムに飲む場合や、まろやかでクリーミーな味が好きな方には、少し刺激が強く感じられることがあるんですね。特に温度がぬるくなると酸味が際立ってしまうので、注意が必要です。
種類による好みの分かれ方

「カッシェロ・デル・ディアブロ」と一口に言っても、実は驚くほどたくさんの種類(品種)がリリースされています。もし一度飲んで「まずい」と思ったとしても、それはブランド全体が合わないのではなく、たまたまその品種が自分の好みに合わなかっただけという可能性が非常に高いです。
主な品種ごとの味わいの傾向をざっくり整理してみました。
| 品種 | タイプ | 味わいの特徴・おすすめの人 |
|---|---|---|
| カベルネ・ソーヴィニヨン | 赤・重口 | 渋みとコクが最強。ガッツリとした肉料理が好きな人向け。 |
| メルロー | 赤・中重口 | 渋みが穏やかで、プラムのような果実味。まろやか派におすすめ。 |
| カルメネール | 赤・重口 | チリを代表する品種。独特のスパイシーさとチョコのような風味。 |
| ピノ・ノワール | 赤・軽口 | 渋みが少なく、イチゴのような酸味と香り。繊細な味が好きな人へ。 |
| シャルドネ | 白・辛口 | トロピカルフルーツの香りと樽のニュアンス。コクのある白が好きなら。 |
例えば、「カベルネは渋すぎてダメだったけど、メルローなら口当たりが優しくて美味しかった!」というケースは本当によくあります。ひとくくりに判断する前に、自分の好みに合った品種を探してみるのも楽しいですよ。
ランクで変わる品質の違い

スーパーでよく見る1,000円台前半のボトルの他にも、実はさらに上のプレミアムなランクが存在することをご存知でしょうか。「カッシェロ・デル・ディアブロ」には、いくつかの階層があります。
通常の「レゼルバ」シリーズの上には、「デビルズ・コレクション」や「プラチナム」といった上位ラインがあり、これらは使用するブドウの質や熟成期間が全く異なります。
スタンダードなものが合わなくても、ランクを一つ上げるだけで「雑味が消えた!」「香りが全然違う!」と感動することも多いです。
スタンダード品で「ちょっとアルコール感が荒削りかな?」と感じた部分が、上位ランクでは樽熟成によって綺麗にまとまり、角が取れて丸みを帯びていたりします。数百円〜千円程度の差で味わいのクオリティが格段に上がるので、週末の贅沢として上のランクを試してみるのも、新しい発見があるかなと思います。
カッシェロ・デル・ディアブロはまずい?美味しく飲むコツ
「せっかく買ったのに、やっぱり渋くて飲めないかも…」と諦めるのはまだ早いです!「まずい」と感じてしまったワインも、飲み方や温度、合わせる料理を少し工夫するだけで、驚くほど表情を変えて美味しくなることがあります。
ここでは、私が実践している、カッシェロ・デル・ディアブロのポテンシャルを最大限に引き出すためのちょっとしたコツを紹介します。
美味しくなる飲み方と温度

ワインの味を決定づける一番の要素、それは「温度」です。ここを外すと、どんな高級ワインでも本来の味を楽しめません。
赤ワイン(カベルネ、カルメネールなど)の場合
基本は常温(16〜18℃くらい)が良いとされていますが、日本の夏場の室温(25℃以上)では温すぎます。温かいとアルコールのツンとした匂いが強調されてしまい、ボヤけた味になってしまいます。
おすすめは、「飲む30分前に冷蔵庫に入れる」こと。少しひんやりさせることで味が引き締まり、果実味がクリアになります。逆に、渋みが気になるときは、抜栓してから30分〜1時間ほど放置して空気に触れさせる(簡易デキャンタージュ)と、酸化によってタンニンが柔らかくなり、香りが華やかに開きますよ。
白ワイン(シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランなど)の場合
こちらは冷蔵庫でキンキンに冷やしてOKです(6〜10℃)。しっかり冷やすことで、気になっていた酸味が「爽快なキレ」に変わります。温度が上がると甘みが出てきますが、同時に酸味がもったりと感じられることもあるので、ワインクーラーなどで冷たさをキープしながら飲むのがベストです。
相性の良い合う料理を紹介

カッシェロ・デル・ディアブロは、「ワイン単体で飲む」よりも「料理と合わせてこそ真価を発揮する」タイプのワインだと私は思っています。特に赤のカベルネ・ソーヴィニヨンなどの濃厚なタイプは、食事の脂や旨味と合わさることで完成します。
「マリアージュ(結婚)」なんて言葉がありますが、難しく考える必要はありません。コンビニやスーパーのお惣菜でも十分楽しめます。
| ワインの種類 | 相性抜群の料理・おつまみ |
|---|---|
| カベルネ(赤) | ステーキ、ハンバーグ、ビーフシチュー、焼肉のタレ味 |
| シャルドネ(白) | クリームシチュー、グラタン、魚のムニエル、フライドチキン |
| カルメネール(赤) | 焼き鳥(タレ)、ウナギの蒲焼、スパイスの効いた肉料理 |
| ピノ・ノワール(赤) | ローストビーフ、マグロの漬け、生ハム |
例えば、渋みの強いカベルネを一口飲んでから、脂の乗ったステーキを頬張ってみてください。お肉の脂がワインの渋みを中和し、ワインの酸味がお肉の脂っこさをリセットしてくれる…。この相互作用こそがペアリングの醍醐味です。「ワインだけだと渋いけど、お肉と一緒なら最高!」と感じるはずです。
値段とコスパを徹底検証

カッシェロ・デル・ディアブロの通常シリーズは、お店にもよりますが、だいたい1,300円〜1,600円前後で売られています。率直に言って、この価格帯でこれだけしっかりとした骨格、複雑な香り、長い余韻を持つワインは、世界中を探してもそう多くはありません。
圧倒的なコストパフォーマンスの理由
チリは人件費や土地代が比較的安く、さらに乾燥した気候のおかげで病害虫が少ないため、農薬などのコストを抑えられます。そのため、フランスやイタリアなら倍以上の値段がしそうな品質のワインを、手頃な価格で提供できるのです。
「安ワイン」と呼ぶにはあまりに失礼なほど、本格的なワインの魅力を詰め込んだコスパ最強の一本だと言えます。毎日のテーブルワインとしては少し贅沢かもしれませんが、週末にゆっくり映画を見ながら飲む「プチ贅沢」にはもってこいの価格設定かなと思います。
ちなみに、このブランドの信頼性や伝説については、メーカーの公式サイトでも詳しく紹介されています。興味がある方は覗いてみると、飲む時の話題作りになるかもしれません。
(出典:キリンホールディングス『カッシェロ・デル・ディアブロ ブランドサイト』)
コンビニで買える手軽な魅力

そして何より、セブンイレブンやローソンなどの主要なコンビニで手軽に買えるのが、このブランドのすごいところです。「今日は仕事で疲れたから、ちょっといいお酒とおつまみを買って帰ろう」と思ったその瞬間に、近所で手に入る安心感。これは他の有名ワインにはない強みですよね。
最近では、750mlのフルボトルだけでなく、250mlの飲みきりサイズやハーフボトルを置いているお店も増えています。
「まずいか心配だから、いきなりフルボトルを買うのは勇気がいる…」という方は、まずはコンビニの小容量サイズ(500円前後)から試してみるのが一番賢い方法です。
これなら、万が一好みに合わなくてもダメージは少ないですし、料理酒として活用することもできますからね。
カッシェロ・デル・ディアブロはまずいとの誤解を解く

ここまで詳しく見てきた通り、「カッシェロ・デル・ディアブロ まずい」という検索結果の裏には、品質の問題ではなく、濃厚すぎる個性や、飲むシチュエーションのミスマッチが隠れていました。
確かに、繊細で薄味のワインが好きな方には「強すぎる」かもしれません。しかし、それは「ラーメン二郎」を食べて「味が濃すぎるからまずい」と言っているようなもので、あくまで好みの問題です。
まとめ:美味しく楽しむための3つのポイント
- 初心者は「メルロー」などのまろやかな品種からトライする
- 赤ワインは少し冷やし、早めに開栓して空気に触れさせる
- ワイン単体ではなく、しっかりとした味付けの料理と合わせる
しっかりとした肉料理と合わせたり、適切な温度で管理したりすれば、その「悪魔」のような魅力にとりつかれる人も多いはずです。「まずい」という言葉に惑わされず、ぜひ一度、ご自身の舌でこの世界的なワインの実力を確かめてみてほしいなと思います。もしかしたら、あなたにとっての「生涯の定番ワイン」になるかもしれませんよ。
※お酒は二十歳になってから。適量を守って楽しみましょう。健康への影響が気になる場合は専門家にご相談ください。

