【ワイン素人の冒険記】金賞ボルドー「ビー・バイ・フォンバデ」に挑戦!これって本当に僕が知ってるワインの味…?

【ワイン素人の冒険記】金賞ボルドー「ビー・バイ・フォンバデ」に挑戦!これって本当に僕が知ってるワインの味…? 全般

皆さん、こんにちは!

普段はもっぱら「安くて、飲みやすくて、ガブガブいける」をモットーに、スーパーやコンビニで1,000円前後のワインを楽しんでいる、自称「ワイン好き」の僕です。専門的なことはサッパリわかりません。「カベルネ?メルロー?あ、聞いたことある!」くらいのレベルです(笑)。

そんな僕が、ひょんなことからちょっと“イイ”ワインを手に入れました。

その名も「ビー・バイ・フォンバデ(B by Fonbadet)」。

なんでも、あのフランスの銘醸地、ボルドーのワインで、しかも「ジルベール&ガイヤール・ワインガイド」で金賞を受賞しているというじゃありませんか…!

「ボルドー」「金賞」…このパワーワードの響きだけで、もう美味しいことが確定しているようなもの。いつものワイン選びとは明らかに違う、この重厚な肩書きに、正直ちょっとビビりながらも、期待で胸はパンパン。

今回は、この金賞ボルドーワインを、僕のようなワイン素人が飲んだらどう感じるのか? その素直すぎる感想を、ブログに綴ってみたいと思います。ワインに詳しい方は、ぜひ温かい目で見守ってください(笑)。

ご対面!第一印象は「なんか、カッコいい…」

届いたボトルがこちら。

ビー・バイ・フォンバデ

深いグリーンのボトルに、白を基調としたシンプルなラベル。「B by Fonbadet」と書かれたロゴが、なんだかモダンでオシャレです。王冠のようなマークもあしらわれていて、「さすが金賞ワインは佇まいから違うな…」なんて、いきなりミーハーな感想を抱いてしまいました。

裏のラベルをまじまじと見てみます。

ビー・バイ・フォンバデ2
  • 産地: ACボルドー(フランス)
  • タイプ: 赤・FB(フルボディ)
  • ぶどう品種: カベルネ・フラン40%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%、メルロー30%

「FB」はフルボディの略ですね。これは僕でもわかります。どっしり、しっかりした味わいのイメージ。そしてぶどう品種。メルローとカベルネ・ソーヴィニヨンは、僕がよく飲むテーブルワインでも見かける名前ですが、「カベルネ・フラン」はちょっとお初にお目にかかります。しかも一番比率が高い40%!一体どんな味がするんだろう?

そして、ソムリエの方のコメントには「樽熟6ヵ月」との記載が。ワインを樽で寝かせる…マンガやドラマでしか見たことない世界です。なんだか、どんどん冒険が始まっていく感じがして、ワクワクが止まりません!

いざ、抜栓!グラスに広がる香りの世界にいきなり感動

記念すべき瞬間。コルクを「ポンッ!」と小気味よい音で開けます。この瞬間がたまらなく好きなんですよね。

グラスに注いでみると、まず色に驚きました。

ソムリエコメントには「滑らかなルビーレッドの輝きが美しい赤紫色」とありましたが、まさにそれ! いつも飲んでいるワインよりも、少し紫がかった深い赤色で、光にかざすとキラキラとルビーのように輝いて見えます。グラスの底がはっきりと見えないくらいの濃さ。フルボディっていうのは、こういう色の濃さにも表れるんでしょうか?

そして、いよいよ香りです。 グラスをくるくるっと回す「スワリング」というのを、見よう見まねでやってみます(ちょっとこぼしそうになったのは内緒です)。

顔を近づけると…「うわ、なんだこの良い香り!」。

いつも飲んでいるワインは、どちらかというとブドウジュースのような甘い香りがドーンと来る感じなのですが、この「ビー・バイ・フォンバデ」は全然違いました。

ソムリエコメントの「ブラックベリーやプラムのフルティーな香り」というのは、まさにこのことか!と膝を打ちました。ただ甘いだけじゃない、もっとこう、キュッと凝縮されたような、黒くて濃い果物の香り。ブルーベリージャムにも似たような、でももっと上品で複雑な香りがします。

そして、それだけじゃないんです。なんだろう…ほんの少しだけ、木の皮のような、燻製のような…これが「樽熟」の香りなのでしょうか? 素人の僕には断定できませんが、今まで嗅いだことのない、奥行きのある香りに、飲む前から完全にノックアウトされてしまいました。

運命の一口。「エレガントで丸み」の意味、わかった気がします!

さあ、いよいよテイスティングです。ドキドキしながら、一口含んでみます。

「…………おいしいっ!」

思わず声が出ました。何これ、めちゃくちゃ美味しい…。

まず驚いたのが、口当たりの滑らかさ。フルボディと聞いていたので、もっとガツンと渋みが来るのかと身構えていたんですが、全然そんなことありませんでした。舌の上を「するんっ」と流れていくような、とてもスムーズな飲み心地。

ソムリエコメントにあった「エレガントで丸みを帯びた口当たり」という表現が、ストンと腑に落ちました。なるほど、これが「丸み」か! 角がなくて、優しい。でも、決して味が薄いわけじゃないんです。

味わいは、香りで感じたブラックベリーのような果実の風味が、口いっぱいに豊かに広がります。酸味はとても穏やかで、主張しすぎない。そして後からやってくるのが、心地よい渋み。

この渋みがまた、絶妙なんです。僕がたまに失敗して買ってしまう安いワインだと、渋みがギスギスしてて舌に残る感じがするんですが、このワインの渋みは、まるで高級なチョコレートを食べた後のような、上質でキメの細かい感じ。ソムリエはこれを「ヴェルヴェットのようなタンニン」と表現していましたが、言い得て妙ですね。まさに、滑らかな布が舌を優しく撫でていくような感覚です。

果実味、酸味、渋み。そのどれか一つが飛び抜けているわけではなくて、全てが手を取り合って完璧なバランスを保っている感じ。「バランスの良いワインです」というコメントに、首がもげるほど頷いてしまいました。

素人なりに深掘り!このワインの正体とは?

あまりの美味しさに感動して、ちょっとだけこのワインについて調べてみることにしました。便利な世の中ですね(笑)。

  • 「ACボルドー」って何? 「AC」は「アペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ」の略で、日本語だと「原産地呼称制度」と言うそうです。つまり、「ちゃんとしたボルドー地方のルールに則って造られたワインですよ」という品質保証のマークみたいなものなんですね。ボルドーの中でも、さらに村の名前などが付くと高級になっていくらしいですが、「ACボルドー」はその中でも最も広い範囲をカバーする基本的なAOC。ボルドーワインの入門編としては、まさにうってつけだったのかもしれません。
  • 「シャトー・フォンバデ」ってすごいシャトー? このワインを造っているのは「シャトー・フォンバデ」という生産者。調べてみると、なんとこのシャトー、ボルドーの中でも特に有名な「ポイヤック村」という銘醸地にある、由緒ある家族経営のシャトーなんだとか! しかも、あの有名な「シャトー・ラフィット」や「シャトー・ムートン」のマネージャーを務めた家系だというから驚きです。この「ビー・バイ・フォンバデ」は、そんな名門シャトーが手頃な価格帯で造る、いわばセカンド的な位置づけのワインなのかもしれません。(※素人の推測です!)
  • 「ジルベール&ガイヤール」ってどんな賞? フランスで非常に有名なワイン専門ガイド誌が主催するコンテストだそうです。プロのテイスターたちがブラインド(銘柄を隠して)でテイスティングして、80点以上を獲得したワインだけに金賞が与えられるのだとか。つまり、権威あるプロたちが「これは美味しい!」とお墨付きを与えたワインということ。そりゃあ、美味しいわけだ…!

なるほど、背景を知ると、美味しさがさらに増す気がします。僕が感じたこの感動は、ちゃんとした歴史と技術に裏打ちされたものだったんですね。

最高の相棒は?おすすめの料理とペアリングしてみた!

さて、ワインといえばお供の料理。 ソムリエのおすすめは「チーズカツレツ オニオンソース」と「黒豚の角煮」でした。うーん、どちらも美味しそう! ワインのしっかりした味わいが、お肉の脂や濃厚なソースと相性抜群なのが想像できます。

残念ながら、今回はそんな手の込んだ料理を用意できなかったので、近所のスーパーで調達した生ハムと一緒に楽しみました。

「チーズカツレツ」や「角煮」も絶対に美味しいと思いますが、身近なものでも十分楽しめることがわかりました。このワイン、懐が深い…!

まとめ:ワインの世界への扉が、また一つ開いた気がする

今回、初めて「金賞受賞のボルドーワイン」というものを体験してみて、正直、自分のワインの世界がガラリと変わるような衝撃を受けました。

「ビー・バイ・フォンバデ」。 それは、ただ濃くて渋いだけじゃない、驚くほど滑らかで、香り高く、完璧なバランスを持ったワインでした。一口飲むたびに「美味しい…」とため息がもれるような、幸福な時間をプレゼントしてくれました。

もちろん、僕が普段飲んでいる1,000円前後のワインも、それはそれで大好きです。でも、たまにはこうして少しだけ背伸びをして、丁寧に造られたワインをじっくりと味わう時間は、何物にも代えがたい贅沢なんだなと実感しました。

「ワインって、知れば知るほど面白いのかも…」

そんな風に、僕の好奇心を強く刺激してくれた一本です。

  • ボルドーワインに興味があるけど、何から飲んだらいいかわからない人
  • いつものテーブルワインから、ちょっとだけステップアップしてみたい人
  • 「金賞受賞」という響きにワクワクしちゃう人(僕です)

そんな方には、ぜひ一度試してみてほしいワインです。 僕のような素人でも、その違いと美味しさがハッキリとわかるはず。きっと、あなたにとってもワインの世界への新しい扉を開けてくれる、素敵な一本になると思います。

さて、次はどんなワインに挑戦しようかな。 僕のワイン冒険記は、まだまだ始まったばかりです!

この記事を書いた人
wain3(ワインさん)

ワインと旅をこよなく愛する会社員。
専門家ではない「いち生活者」のリアルな目線で、心から「良い」と感じたモノ・コトだけを、正直な言葉で綴っています。「日常に、ほんの少しの贅沢と発見を」がモットー。

wain3(ワインさん)をフォローする
全般